1/ 2
http://www.jcr.co.jp
15- D- 0876 201 6 年 2 月 2 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
シ
ミ
ッ
ク
ホ
ー
ル
デ
ィ
ン
グ
ス
株式会社
(証券コード:2309)【据置】
国内CP格付 J−2
■ 格付事由
(1) 医薬品の開発、製造から販売に至るまで、製薬企業を総合的に支援するサービスを手掛ける企業群の持株
会 社 。主 力 事業は C RO ( 医 薬 品 開発 支 援) 事業 、 C MO ( 医 薬品 製 造支 援) 事業 、C SO ( 医 薬 品 営 業支
援)事業、 SMO(治験施設支援)を中心とするヘルスケア事業などである。各事業ともに規模は国内ト
ップクラスで、一部の事業を除いて顧客構成は小口分散化している。なお、当社グループの一体性は高く、
格付にはグループ全体の信用力を反映させている。
(2) 製薬企業は世界的な競争激化や医療費抑制策の強まりを受けて、アウトソーシングを活用した経営の効率
化を図っている。こうした中、当社の売上高の約5 割を占めるC RO 事業や欧州大手との連携を強化した
C SO 事業は着実に成長している。C MO 事業とヘルスケア事業の収支改善が従前の想定に比べて遅れてい
る点には注意を要するが、C RO 事業を軸に当面底堅い収益を確保できると判断する。財務面では、C MO
事業の設備投資などに伴い有利子負債が増加しているが、今後の財務構成の悪化は限定的とみている。こ
うした点を踏まえ、当社の格付を据え置いた。
(3) C MO 事業とヘルスケア事業の収支は 15/ 9 期をボトムに改善に転じる見通しだが、そのペースは慎重に見
定めていく必要がある。C MO 事業では、静岡工場での受注獲得が遅れている。当社は生産拠点の固定費
抑制を進めているほか、静岡・足利工場間の品目移管、注射剤新棟の建設などを通じて競争力の強化を図
っていく方針である。ヘルスケア事業では、データ不正記載問題を受けた SMO 子会社の受注減は一巡し
ているが、SMO 業界の事業環境が悪化する中、受注高は依然低位にとどまっている。
(4) 16/ 9 期の営業利益は 23 億円(前期比 62. 9%増)と 3 期ぶりに増益に転じる計画である。C RO 事業と
C SO 事業が総じて堅調に推移する中、C MO 事業とヘルスケア事業が回復に向かう。近年の C MO事業に
おける工場の譲受けや設備投資に伴う支出などにより、15 年 9 月末の有利子負債は 186 億円(13 年 9 月
末 98 億円)に増加、自己資本比率は36. 4%(同 45. 6%)に悪化している。ただ、今後の投資は財務面に
留意して実施される見通しであり、現状程度の財務構成は維持できるとみている。
(担当)千種 裕之・佐藤 洋介 ■ 格付対象
発行体:シミックホールディングス株式会社
【据置】
対象 発行限度額 格付
2/ 2
http://www.jcr.co.jp
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 1 月 28 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:千種 裕之
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「国内事業法人・純粋持株会社に対する格付けの視点」
(2003 年 7 月 1 日)、「持株会社の格付方法」(2015 年 1 月 26 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) シミックホールディングス株式会社
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先